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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

秘め事。

2009-08-22-Sat-02:25



【秘め事。】

(緋色の欠片:祐一×珠紀)



※このお話しは、以前アップしました、【秘密の花園】の続編(?)みたいなものだったりします。
何だソレとのお嬢様は、↓よりどうぞー
秘め事は、更にその↓よりはじまります。

秘密の花園
秘密の花園(番外編)











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 ゆっくりと解かれていく布の数々。
 視界に映る天井の節を数えながら、珠紀は動くことすら出来ず、まるで、他人事のように彼の指先を見つめていた。
 もはや、どうしてこのような事になったのか、思い出すことは困難で…
「ゆ…祐一先輩」
 冷えた外気が、剥き出しの肌を舐め上げる。
 
 キシリ…

 ベッドにかかる体重と共に、体の下でスプリングが音を立てた。

「何だ?」
 あたかも、珠紀の問いかけ自体が不思議で仕方が無いとでも言うように、瞳に穏やかな笑みを浮かべ言葉を紡ぐ相手の姿。
 白い肌。白い髪。琥珀色の眼差しは、いつもとなんら変わっていなくて、けれど……

「あぁ…そうだったな。お前は…」

 相手の手のひらに捕らわれる自分の手のひら。
 重ね、握り、そして…
 指先を相手の口内に捕らわれる。
「っ…」
「確か、俺だけでは物足りない」
「っ、違っ!」
 即座に毀れ出る否定の言葉も、相手の眼差しに止められる。
 何一つ変わっていない。
 その眼差しも。
 その色も。
 いつもの優しい彼のままなのに、それなのに…
「違ったか?」
 問われた声には慌てて首を横に振る。
 だが…
「そうか」
 紡がれた音は一つだけ。
 変わりに…
「ならば、何故、あんなものを?」
 シーツへと落ちる己の指先。
 変わりに項に触れる相手の唇。
 まるで、羽のように軽く。けれど…
「…っ」
 めくられた薄い布地。露になる白い太もも。慌てて相手へと視線を向ければ…
「せんぱ…ぃ?」
 いつから変わったのか…解らない。
 変わらないはずだった。
 彼はいつも優しくて。
 彼はいつも穏やかで。

 嗚呼…けれど……………

「珠紀、俺は、お前を…」




 食らい尽くしてしまいたい。





 囁きと共に、獰猛な獣が牙を剥く。
 灯った炎は闇へと消えて、やがて…




 
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あとがき。

このお話しは、参加させていただきました絵茶にていただいたリクだったりします。
リク内容は「言葉攻め祐一先輩」……ぬるいですよね。すみません。
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