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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

ワンドFD ビラールルート妄想SSS

2010-02-27-Sat-23:46



※注意※

このお話しは、ワンドFDビラールルート【あなたとの物語】がどうしても物足りなくて、物足りなくて、こうだったら良いのになぁ…
という、朱音。のあくまでも妄想によって書かれたお話しだったりします。
場面は、ビラールルート【あなたとの物語】のラスト付近。無理しているビラールをルルが発見シーン(謎)です。
それをクリアしていないとなんじゃこりゃ…という感じなうえに、クリアしていても、なんじゃこりゃなもんで、それでもよろしければ↓へとお進みください。

あくまでも、即席なうえに短時間で書いたものなので、内容は微妙です。









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「主っ!!」
 ビロードを貼ったかのような美しい夜空。その中央には白い月。幾多の星が瞬くその中で、不釣合いな悲痛な声が森の中に響きわたった。

【ねぇ、ルルちゃん…】

 アルバロよりもたらされた情報。
 ラギより告げられた言葉。
 事実をビラールに聞こうとした所ではぐらかされて、ならばと思い、後をつけた。
 こんな事をしてはいけない…そう思いながらも。

「レーナ…ア…クア…」

 水音と共に響く青年の声。
 耳に心地よい…けれど、とても苦しそうなその音は、ルルが聞いたことの無い声で…
「ビラール…」
 ルルは乾いた唇を噛み締めて、指を曲げ、掌を強く…強く、握り締める。
 優しくて、大人で、余裕ぶって、子ども扱いして。いつも…いつもいつも、弱みなんて見せないし、弱みなどないのだと錯覚しそうになるけれど、でも…
「ビラールっ!」
 膝を曲げ、大地を蹴る。
 蘇る幾つもの思い出。
 告げられた彼の言葉。
 大丈夫。心配ない。私が守る。お前は何もしなくても…
「嘘よ」
 そんなのは、嘘だ。
 守られるだけなんて、そんなの、嘘だ。
 だって、あの試験の中。自分は彼と共に…そう。彼と共に居たからこそ、試験を乗り越える事が出来たのだ。
 それに…
 思ってもいない場所からの声にか…それとも、思わぬ存在を認めたためか。おそらく、その両方なのだろう。大きく揺れる彼の肩。
 振り返り、開かれた眼差し。
 言葉を発しようと開かれた唇。
 でも、その唇から音が漏れるその前に…

 パァン

 褐色の頬に、掌を打ちつけた。


 こんな事はした事がない。
 する事もないと思っていた。
 けれど…

「ルル?」
 呆けたように頬に手のひらを当て、見下ろすビラールの眼差しを睨み付け、ルルは更にもう片手を振り上げた。
 悔しくて…悔しくて悔しくて。
 確かに自分は子供かもしれない。
 確かに自分は、彼から見れば頼りないのかもしれない。
 年だって、体格だって負けている。
 でも、それでも、一人よりも二人の方が良いに決まっているのだ。
 それでも、一人が良いと…一人でも、大丈夫だと、彼が言うのなら、それは…
「私は…ビラールの…お嫁さんに…なりたいのっ」
 振り下ろす予定だった腕は力無く脇に落ち、相手を問い詰めるべき言葉は懇願の色を含む。
 彼が自分を大事にしているのは知っている。愛してくれるのも解っている。でも、それではダメなのだ。それは、ルル自身じゃない。ルルの形をした人形に過ぎない。
 彼がそれを望むなら、いくらルルが彼を好きでも、望んでも、お嫁さんになりたいのだと思っても。
「ビラール…お願い」

 私を必要なのだと、そう、言って?

 声にならぬ声は涙に消え、答えの代わりに温もりが体を包んだ。



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あとがき。

いつもだと、ワードに書いてからペーストなので、誤字脱字は少ない方なのですが(あれで)今回は直接書いたために、大量にあると思いますが、目を瞑っていただけると嬉しいです。
しかし、酷い出来だなぁと(涙)もっと、しっかりとした文章にすりゃいいのに。本当は、ビラールに掴みかかる→口げんか→平手打ちの流れで行こうと思ってましたけど力つきました。
ワンドSS久々すぎて、調子が出ない…
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