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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

爪の先から零れた涙(三国恋戦記:晏而→花)

2010-05-06-Thu-03:09



【爪の先から零れた涙】

(三国恋戦記:晏而→花)

※注意※
このお話は、ノーマルEDをクリアした朱音。が、何故に…何故にっ!晏而ルートが無いのかと、のた打ち回り、もうこの際脳内保管しかないのかもしれない…と思った結果できあがった、超短いSSだったりします。
ベースはノーマルルートですが、個人的な妄想として、彼はこの後○○はしていません。
年甲斐も無く花に片想いします。それでもよろしければ、↓へとお進みください。
あ、あと、この時点で、まだノーマルしかクリアしていません。












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 敵を退け、煙の中を駆け抜けてようやく広がった青空が見えるその世界の中で、たった一つの光が消えた。
 これは裏切りではない。
 それを理解しながらも、晏而は目の前が暗くなるのを止める術を持たなかった。

 最初は単なる可愛らしいお譲ちゃん。
 接してみれば、見たことも無い術を操る道士サマなのだと知らされた。
 甘い理想を口にし、それを実現させるための実力を持つ。
 その存在に夢を見るなと言う方が無理な話なのだと晏而は思う。
 両手には血にぬれた刃。
 両肩を覆う、既に変色した黄色の布。
 守りたかった…とは、言わない。
 ただ、その目指す先に見える世界をともに歩んでみたかった。
 だが…

 光に包まれ消える姿。
 うるさいくらいに響き渡る赤ん坊の泣き声。
 確かにその時自分たちは勝ったのだろう。
 しかし、その時、晏而は確かに絶望したのだ。

 己よりも大分年下で。
 子供で。
 何も知らず。
 甘い理想のみを口にする。
 戦いへと歩みつつも眉間に刻まれた皺を、いつか永遠になくすことが出来たなら。

「……花」

 一度だけ聞いたその名を、晏而はようやく口にした。

 嗚呼、認めよう。
 自分は、とうに、少女が目指す戦の無い世界なんてものよりも…少女と笑う、届きそうな未来を夢見ていたのだと。



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あとがき。

私は片想いが好きです。私は、男の片想いが何よりも好物ですっ!結果、出来上がりました。…だって、アンジー格好良すぎるんだもの(涙)
そして、アンジー×花CP見かけないんだもの(さらに涙)
↑にも書きましたが、アンジーは花を想い続けていれば良いと思います。憧憬と共に、生身の女を想うように花を想っていれば良いと思います。やがて軍師として高値の花になった花(洒落じゃないよ)に「道士様…いや、花。あの時言った事は変わっていねぇ。このまま逃げるか?」とか言って欲しいです。そんで、泣くの堪えて眉間に皺を寄せている花に向かって笑い、指で眉間の皺を伸ばして「…たく、だからあの時、とっとと俺のものになっておきゃ良かったんだよ」とか言って欲しい。こんちくしょうめっ!
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