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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

日々、是、幸い、也。前編(SYK:悟空×玄奘)

2010-05-13-Thu-02:03




日々、是、幸い、也。 -前編-


(SYK:悟空×玄奘)










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 格子のついた窓から差し込む日差し。ピカピカに磨かれた、真っ直ぐ続く板張りの廊下。
 そこを足早に歩きながら、玄奘は眉間に皺を寄せ、とある存在について考えていた。

 最近、悟空の様子がどこかおかしい。

 玄奘がその事に気がついたのは、無事、天竺への道のりを終え、その他諸々のやっかい事を解決してから、しばらく経ってからだった。
 住職が住まう寺院へと無事たどり着き、再び子供たちの世話をしながらの毎日。
 以前と違う事と言えば、想いを通わせた相手と共に暮らすようになった事くらい。
 正直、静かで落ち着いた…とは言い難い毎日ではあったものの、子供の声を聞き、悟空を叩きながらの日々は充実していると言っていい。
 だから、尚更に解せなかった。
 確かに悟空は『だるい』『面倒くさい』が口癖ではあるものの、やる事はやるし、やらない事はやらない。…いや、本当にやって欲しい事はしっかりとやってくれているし、恋人同士になってからというもの、見え難かった彼の優しさは如何に鈍い玄奘とて解りすぎるほどに解りやすくなっていた。
 現に、帰ってきてしばらくは、こんな事は起こらなかったわけであるのだし…

「………いえ」

 そこまで考え、玄奘は足を止めると首を振る。
 いや…よくよく考えてみれば、異変は…今ほどあからさまではないものの、異変は確かにあったように、そう…思う。
 例を挙げてみるならば、共に夕食をとっている時。
 ふいの無言。
 向けられる眼差し。
 何か…と問えば、違和感なく反らされる眼差し。
 もう一つ例を挙げてみるならば、共に同じ寝台で寝ている時。
 やはり、無言。
 向けられた眼差し。
 頬に触れる掌。
 口付けなのか…と瞼を閉じれば、そうではないらしい。
 つぃと唇をなぞられた。
 そして、今…
 玄奘は視線を足元へと落とし、眉間の皺を深くする。
 以前よりも、それは長く…
 しかも、彼らしくなく、眼差しを反らす時ですら自分にこうして気付かれるほど。
 一体彼に何があったのか…
「考えていても、解るはずはないのですけれどね」
 声と共に息を吐き出すと、玄奘は再び視線を上げた。
 相変わらず、入り込む日差しはすべりが良さそうな廊下に反射して………
 ………いや………
「ご…くう?」
 向けた眼差しの先に、こちらに近づく大きな影が視界に入る。
 相手も自分に気付いたのだろう。
 軽く上げられた眉。だが、すぐに、人をからかうような笑みを浮かべ上げられる右手。
 近づくたびに玄奘の視線が上がっていくのは、彼との身長差を考えれば仕方がない事なのかもしれないけれど…
「ぉいぉい、先生がこんな所でさぼっていていいのか?」
「今は休憩中です。それを言うのなら、貴方こ…」
 嗚呼、やはり、また、だ。
 じ…と向けられる眼差し。
 先ほどまで笑みを浮かべていた口角は下がり、いっそ無表情とすら言って良いような表情。
 途中で言葉を止めた玄奘にも気がついていないのだろう。彼はじっと…じっと、玄奘だけを見つめ…
「ご…」
「なぁ玄奘」
 大丈夫ですか?と問うべき言葉は、唐突に告げられた相手の言葉によって止められる。
 先ほどの無表情が無くなったのか…と思えば、そうではないらしく…
「な、なんですか?」
 こんな時、無駄に高い相手の身長は反則だと、そう、思う。
 感じる威圧感。
 相手にその気はないのだとしても、こう…逃げたくなってしまうのだ。その証拠に、玄奘の片足は、じりりと後ろに下がっていた。
 だが…
「な、何ですか?」
「いや…」
 伸びる相手の手。
 頬に触れる指先。
 まるで、顔の輪郭を辿るように流れるソレは…
「…お前、いぃ口してんだよなァ」
「はぃぃぃぃっ!?」
 つ…と、玄奘の唇を辿り、更には爪の先を玄奘の口内へと入れようと…
「いや、前から思っていたんだけどよ。…て、痛ぅっ!」
 …した所を、その指先を思い切り噛み付いた。
「あ、あああああ貴方は一体何をかんが、考えてっ!」
 信じられない。いや、信じたくない。
 前々から変だと思っていた。
 その眼差しが己の口に集まっていた事も知っていた。
 だが、だが、これは何なのだろう。
 確かに自分と相手は恋人同士であるのだし、そのような雰囲気になった事も無きにしもあらずなのだが、こんな…こんなっ
「いや、その口で…○○○(ピー)をしてもらったら、さぞかし…」
「悟っ、空ぅぅぅぅっ!!!!」
 その時、玄奘の右ストレートが悟空の左頬にヒットするのと…
「ぁー、やぁっぱり、そろそろだとは思っていたんだよねぇ」
 突如頭上から悟空目掛けて白い羽が大量に落ちて…更には、その重みで悟空を潰したのは同時であった。




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あとがき。


えと、すみません。すみません。すみません。伏字部分がわからない人は、絶対にお父さんやお母さんに聞かないでください。解った方は、ソレです。下ネタすみません。
これは、最初に書き始めた段階から考えていたネタなわけですが、続きます。
そして、以前、寿々莉さんに、このお話しを捧げます…と書きましたが、こんな下品ネタはそもそも捧げていいのかどうか不安になりました。
続きはまともなはずです。
書き終わっているので、明日アップします。

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