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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

【萌えによる感情の変化とツリーの関係性について その1】(夏空のモノローグ)

2010-10-26-Tue-03:03




【萌えによる感情の変化とツリーの関係性について その1】


(夏空のモノローグ:浅浪+葵(予定))









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「いいかね、しょっくーんっ!」
 それは、いつものごとく沢野井宗介の一言から始まった。
 窓の外はいつもの青空。白い入道雲が遥か彼方に一つ二つ。
 決して広いとは言いがたい部室の中央に置かれた机には、やはり、いつも通りに科学部の面々が並び、それぞれ椅子に座っていた。
 …まぁ、ある者はプラモを作り、また、ある者はイヤホンを耳にさしつつ本を読み、またある者は珈琲を入れようと席を立とうとしている…という現状から察するに、実際、沢野井の発言へと意識を向けているのは、六人中二人…という、半数にすら満たない人数しかいないわけではあるのだが。
 その二人とて。
「まーた、部長が何か言い始めましたよ。先輩、巻き込まれる前に俺とデートしましょう」
「え?どっちも嫌かなぁ」
 正直、沢野井の発言はバックミュージック程度にしか耳に入っていなかった。
 そう、いつも通りの科学部の現状。
 ここまで見ればそうだろう。だが、いつも通りではない要因が、今日、この科学部に含まれていた。
 いや…含まれようとしていた…とでも言うべきだろうか。
「て、聞きたまえっ!諸君っ!これより、この僕が32回目のLRCの案を発表しよとしているんじゃないかっ!」
 真っ白なホワイトボードに、黒のマーカーで。…だが、どのようにして書いたのか、まるで筆で書いたかのように書かれた文字。
 そこには…

『萌えによる感情の変化とツリーの関係性』

 と、なにやら怪しげな単語が書かれていた。

「…ちょと待て、沢野井」
 まず、異変に気付いたのが浅浪であった。真剣にプラモデルへと注がれていた眼差しは、今はホワイトボード…その中央に書かれている文字へと注がれている。
 普段であっても、滅多に見る事が出来ないほどの真剣な眼差しである。その眼差しを見詰めながら、沢野井はあっさりと「何だね、浅浪顧問」と言葉を返した。
 彼にとって、浅浪の真剣な眼差しなど許容範囲内であるらしい。
 だが、周りは違っていた。
 浅浪の声音に気付いたのだろう。…それとも、たまたま珈琲を入れ終えたのだろうか。…おそらく後者であろう木野瀬が空いている椅子。いつも自分が座る定位置にある椅子を引き、浅浪へと視線を向ける。次いでボードへと。
「…今度は爆発する心配はなさそうだな」
「いや、そこじゃねぇだろうがよ。…だいたいだなぁ。なんっか不穏な匂いがすんだよ。その萌え…の単語には」
「ふはははははっ!よく気付いたな浅浪顧問っ!君が思う通り、この実験には浅浪顧問と小川葵君に活躍して貰おうと思っているっ!」
「ちょっと待ったぁぁぁぁぁっ!」
「…カガハル。煩いよ」
「えぇと、つまりはどういう事ですか?」
 もう、何回目かのLRC。…いや、32回目か。…は、こうして幕を開けた。

 それは、いつものように騒がしく、けれど、いつもよりも少しだけ何かが違う。そんな7月29日のはじまりだった。





つづく
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あとがき。


そんなわけで…難しいよっ!夏空のモノローグ(叫)会話主体のSSになりそうなSSです。夏空二次創作は、自分が読みたく…読みたくて…読みたくてっ!!けれど、あまりにも二次創作サイト様が少なかったので、自家発電しかないのかと、書いてしまいました。続き物ですorz
完結するのか不明です。しかも、予定では浅浪顧問とですが、どうなるかも解りません。気長に読んでいただけたら嬉しいです。
ともかく、何が書きたかったのかというとっ!萌えとツリーの関係ですよっ!萌えた時、一体ツリーはどんな反応を見せるのかっ!実に興味深いとは思わないかね。しょっくーん!ですよっ!
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