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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

序章

2006-07-13-Thu-02:51
 何故…とソレは思った。
 何故、彼女は自分の側には居らず
 何故、彼女の側には自分以外のモノが寄り添い
 何故、彼女は自分に敵対し
 何故、彼女は涙を流すのか…
 彼女はずっと自分のものであったはなのに…
 自分はずっと彼女のものであったはずなのに…

『ごめんなさい…』

 彼女の頬に涙が伝う。
 輝くその身を力で満たしながら。

『ごめんなさい…』

 何度も紡ぐその言葉は、なんて悲しい響きをしているのだろうと…

 何故、泣くのか…問いかけるその声は、その腕は、その力は…彼女に届く前に、彼女に寄り添う者によって消され…


 …そして…満たすのは怒り

 裏切った彼女に
 彼女の側に在る者に

 決して許しはしない

 彼女は自分のモノで
 自分は彼女のモノで

 それは、幾度、年月が経ったとしても変わる事は無く…

 力が無いのならば力を満たそう
 時が足りぬのならば、時を待とう

 彼女を自分の元へ…

 
 だが…
 それは気づかない
 己のものと思っている感情が己のものではない事に
 ゆっくりと…だが、確実に蝕むソレは
 己の本質を変え
 

 やがて…



第一章→
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