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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

水社学院の決戦。-晶vr-

2008-03-26-Wed-18:31


※注意※

このお話しは、拍手の御礼でアップしてある【水社学院の決戦。】の晶バージョンだったりします。
晶→珠洲←陸
のような感じで、拍手の方を読んでいなくとも大丈夫にはなっています。
甘さはほとんどと言っていいほど無いので、それでもよろしければ読んでいただけたら嬉しいです。









【水社学院の決戦。-晶-】







 最近、陸は生意気だ。

 いつものように下校途中。
 いつものように珠洲を待つ。
 既に定位置になりつつある校門前。
 晶の居る柱から、通路を挟んで反対側に、陸が同じ体勢でそこに居た。
 守護者である自分が珠洲を待つのは当たり前で。
 弟である陸が珠洲を待つのも当たり前で。
 そんな事は解っているのに。

「…先に帰ってもいいんだぞ?」
 チラと陸を見やりかけた声。
「いや、俺は姉さんを待ってるから」
「俺が居るから大丈夫だ」
「そう言いながら、この前、姉さんが襲われた時に居ませんでしたよね」
「………昔は、晶ちゃん、晶ちゃんて追いかけてきたってのに」
「昔は昔です」
 あぁ、ほらまただ。
 ピリピリとした空気。
 不本意ながら…とは、正直なところ言えないのが自分の弱みか。
 だが、仕方がないと、そう思う。
 自分は珠洲が大切で、口に出して言ってこそいないが、自分こそが少女を守れるのだと、そう思っている。
 出来れば、登下校も自分さえ居ればいいじゃないかとすら思ってしまって…
「いつまでも姉にひっついているわけにもいかないだろ」
「いいんです。俺は。姉さんさえ居れば」
「………」
 解っている。
 相手の感情がどんな類のものなのか。
 だからこそ、これほどまでに突っかかり、自分も相手につっかかる。
 息を一つ。
 曇り空を見上げる。
 彼の少女は、こんな攻防すら知らずにいつものごとく図書室へ。

「おまえは、弟なんだよ。陸」
「解ってますよ。そんな事」

 そうだろうな。
 それ以上は口には出さず…


 水社学院の決戦は、まだまだ続きそうである。



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あとがき。

個人的に晶vs陸で、ガチンコバトル…というよりも、腹の探りあい的な戦いをしてくれるのが希望だったりします。
…つか、短っ。

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