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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

聖夜。

2008-05-31-Sat-17:18

※注意※

・このお話しはアリアが男の子設定です。
・このお話しは、DSクリスマス編のネタバレを含みます。
・このお話しは、朱音が寝起きに書いたものです(えー)

それでもよろしければ、このまま↓へとオススミください。

ええ、色物に間違いありませんので、苦情等はうけつけませんっ!(強気)
だって、アリ(男)珠好きなんですもんっ!!







 幾度も夢を見て、幾度も追いかける。
 離れ行く光に必死に手を伸ばし…


「…っ!」
 アリアは勢いよく瞼を開いた。
 暗い室内。
 月明かりのみが差し込むその部屋は、外の雪のせいもあるのだろう、物の形をくっきりと現すほどには明るかった。
 己が本拠地にしている洋館とは違い、生活観溢れる和風の天井。
 畳に敷かれた布団は二つあり、片方は自分、そしてもう片方は…
「……たまき」
 掠れた声が、口から零れる。
 瞼を閉じれば、否応なしに思い出される夢の続き。
 去り行く母を必死で追いかけ、声がかれるほどに呼びかけて、それでも決して振り返らぬその姿。
 けれど…

 気づいたのは指先の温かさ。
 涙が零れるたびに、指の先から暖かくなった。
 叫ぶたびに、『大丈夫だよ』と声が聞こえた。
 夢の中では解らなかった。
 その温もりの主を。
 その優しさの主を。
 だが今は…

 温もり与える、柔らかな掌。
 布団に広がる茶色の髪。
 閉ざされた眼差し。
 言葉を発さぬ少女の唇。

 アリアはそっと身を起こし、軽く手を引き、少女に覆いかぶさるように身を寄せて。
「珠紀…」
 己の頬は未だ涙の痕が残り。
 己の声は未だ少女のままだけど。
 でも…
「もう少し、待て。珠紀…今度は、私がオマエを守る」
 気づかれぬように誓いのキスを。

 濃くなる影と共に闇へと堕ちるその部屋で。
 アリアの口元に浮かぶ笑み。

 やがて、眠る少女が起きるときにはその夢の痕跡は見出せず…




 どこか遠くで聞こえる鈴の音。
 プレゼントを待つ子供の姿はもう居ない。


==================
あとがき。

季節は夏に向かって爆走中にもかかわらず、冬ネタです。
………すみません。私、クリスマスは誰のルートよりも、アリアと美鶴に萌えさせていただきましたっ!(えーっ!?)
っ、だってっ!カワイイじゃないですかっ!アリアっ!!
珠紀の隣に居て、必死に母親を求めて、でもこのクリスマスの時こそが、母親ではなく珠紀を求める景気なんじゃないかとっ!!(違うから)
すみません。私の中じゃ、アリアは本当に…男の子なので。訳あって女装させられて育てられた男の子なので。はい。すみません。
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