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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

プティフールSS:勇×芽衣【紫。】

2008-06-06-Fri-22:48




※注意※



このお話しは、以前プティ感想語りの時に、感想の最後に付け足したSSだったりします。
新しいものではありません。
それでもよろしければ、このまま↓へとオススミくださいー













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【紫。】





跳ねる髪や、膨らむ頬。
 くってかかる時の生き生きとした眼差しに、自分の料理を食べている時の幸せそうな表情。
 きっかけを上げればきりもないし、わざわざ一つ一つあげるのも趣味ではない。
 だが、気づけば、この幼い少女を見守っていきたい…なんて、柄にもない事を考えて、全面的な信頼をうけてみたい…なんて、いけ好かない柿崎のような事を思っていた。

「…そっちの趣味はなかったハズなんだがなぁ」
 もちろん好みは、さっぱりとした付き合いの出来る大人の女。
 煩わしい子供になんて興味は無い。
 ぎゃんぎゃん騒ぐだけなら、プティフールのホール担当だけで十分だ。
 これ以上のおもりなんて冗談ではない。
 それなのに…

「まぁ、仕方がねぇか」

 勇はため息と共に、持っていた包丁を軽く投げる。
 もちろん、そのまま落とすなんて無様なまねなんてしやしない。
 一回転した包丁を受けとめて、再び聞こえ始めた音に意識を集中。
 地獄のディナーまで後十秒。
 混ざる足音に浮かぶ笑み。
 仕方が無い。
 そう、仕方が無い。

「勇さん、オーダーですっ」
「おう、まかせとけっ!」

 甘ったれた小娘。
 きっとそれはこの先変わる事はないだろう。
 だが…

「まぁ、仕方がねぇから俺様がついていてやるよ」
「何かいいましたか?」
「何でもねぇ!オラ!さっさと持っていきやがれっ!!」

 光源氏物語。ふと、勇の脳裏にそんなタイトルが浮かび、いやーんな気持ちになっていた事を知るものは居ない。


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あとがき。

タイトルの【紫。】は、某小説の登場人物の名前です。
ええ、きっと勇さん、紫の上計画…とか、影で言われてそうなんで。
や、芽衣、そんな子供でもないですけどね。なんとなく。
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