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朱色の刻

ゲーム「緋色の欠片」の二次創作小説ブログです。真珠をメインに守護者×珠紀を目指しています。他にも翡翠、悠久、VitaminXなど、NLオンリー乙女ゲーム中心に書いています。

本日猫を飼いました。6

2008-11-28-Fri-12:06



【本日猫を飼いました。6】

(薄桜鬼:連載)






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 キィ…ン

 白刃の煌き。
 腕に感じる衝撃。
 両手で刀を構え、一歩足を踏み進めたと同時に近づく相手の姿。
 どれほど強いのかは知っていた。
 変若水を飲んだ所で、純粋な鬼と自分の間には決して越えられぬ壁がある事も、今までの戦いから理解していた。
 だが…
「紛い物が随分と勝手をやってくれたものだな」
 笑みを浮かべ、だが、その眼差しに憎悪を滾らせ、隙だらけにすら見える剣筋で繰り出される攻撃は、決して見たままのものではないのだと…一歩間違えば、即座に分断されるであろう己の体を想像し、思わず浮かぶ笑み。
 高揚する感情。
 それは、久しく味わっていなかった、吸血衝動とはまた違う…欲求。
 己の武がどこまで通じるのか確かめたい。
 その相手が例え、鬼…なのだとしても…
「何が…可笑しい」
 問われる声に、山南は羅刹へと変わってから浮かべる事の無くなった、穏やかな笑みを口元に浮かべる。
 髪先から染まる白。
 瞳は闇から紅へ。
 片足を一歩後ろへと下げ、真っ直ぐに相手へと向けられる刀の切っ先。
 ほんの僅か、こちらを見つめる少女の姿が視界に入り…
「いいえ、ただ…」
 その眼差しを振り切るように千景へと視線を戻す。
 これは、決して少女を守るためではない。
 新選組へと入り込んだ、新選組を脅かすものを排除するため。そして、己の力を試すため、そのためだけの戦いで。
 だから…
「今日に限って、随分と人間らしい感情を持ったものだな…と、思いまして」
 不快そうに寄せられる相手の眉。
 だが、違う。
 相手が…なわけではない。
 その言葉の向かう先、それは…

 その理由を理解しながらも、目を瞑り見ないフリをする。
 そうしなければ、進めぬ道があるのだと、自分はよく、知っていた。


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あとがき。

…短い上に微妙で申し訳な…orz
どうしても山南さんメインのシーンを書きたくて(山南さんファンだから)書いてしまいました。
本当なら、左之さんバージョンに行く予定だったのですが……次は、もう少し長くなる予定です。
左之助登場(予定)です。
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COMMENT



柳さまへ。

2008-11-29-Sat-13:49
柳さま、こんにちはーっ!うわわわ、楽しみにしていただけてるなんてっ。嬉しいですっ!
次回は、えぇ、左之さん登場…登場です…が、ム…ムーディーっ!!うわわ、が…頑張りま…す(笑)えぇ、だって、原田さんは一人でセロ上げた男ですものねっ!

2008-11-29-Sat-00:46
朱音さん、こんばんはvV
いつも猫の更新楽しみです(^^)
原田さんが・・・原田さんの反応が気になります!!
ム~ディ~な展開になることを願っておりますwww(←ヲイ

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